マッケンジー法と悪化の考え方 | 尼崎市杭瀬駅2分!マッケンジー法なら中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック

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悪化と痛みに関する相互理解

悪化と痛みに関する相互理解

マッケンジー先生は長年患者様と向き合う中で、運動方向と症状変化の関連性があるということを見出してきました。
マッケンジー法の考え方は単なる経験談や口伝ではなく、後年、様々に研究されてきました。そうやって確立した考え方は、患者様や一般常識の中での考え方とでは、食い違うように見える点が多くあり、誤解を招きやすい状態にあります。
ただ、マッケンジー法に基づいた体操を行うにあたっては、この独特の考え方を正しく理解して頂けなければ、現在、行っている体操効果が十分に発揮されないばかりか本当に状態を悪化させてしまう可能性があります。

このような事にならぬ様に、患者様とセラピストとの相互理解が、最初の課題と言っても過言ではありません。
最後まで、読んでいただき、痛みを自分で管理、コントロールできる様になれれば幸いです。

「悪化」という言葉に対する考え方の違い

マッケンジー法で、悪化と判断するのは、大きくまとめて以下の三つです。

  • 痛みの範囲が、遠位まで(足側まで)拡がる
  • もっとも遠位(足側)の症状が強くなる
  • 運動後に、身体の動かせる範囲が、極端に減少する

お分かりでしょうか?
一般的な悪化とは痛みが酷くなることを指しますがマッケンジー法では、痛みの増加=悪化とみるのではなく痛みの場所の変化や、どこ痛みが酷くなったのかなどの情報を重要視します。
運動中に痛みがでるから、運動後に痛みが強くなるから、必ずしも悪化したとは言えないのです。もちろん痛みが強くなっているかどうかも重要ですが、マッケンジー法における痛みの増加には、中心化という良い反応も含まれていることをご理解ください。

悪化の考え方に関する患者様とセラピストの食い違い

痛みの中心化に対する食い違い

患者様
足まであった痛みは、お尻位まで範囲は狭まったが、痛みは以前より強く感じるから、悪くなったのではないか。
しばらく体操は中断しよう。
セラピスト
痛みが中心化していることはとても良い反応の典型なので、このまま続けていくべき。
痛みが強いようなら無理しないように指導してあげたい。

状態の変化に対する食い違い

患者様
体操中、体操後に身体は動き易くなったが、元々の痛み自体は変わってないし、このまま続けても変わらないのではないか。
セラピスト
症状の変化は段階的に進みます。
現段階で痛みの程度は変わっていなくても、日常の動作が行い易くなってきたのは、今まで痛みでうまく動かせてなかった身体が整ってきている証拠です。痛みにも変化が出てくる前段階ですので、このまま運動を継続しましょう!

痛みの変化に対する食い違い

患者様
痛みは少しマシになった気がするが、痛いことには変わりがないので変化がない、悪いままではないかと不安になる。
セラピスト
痛みが少し軽減し、痛みが出るまでの時間や、痛みが引くまでの時間が短くなっていませんか?
上記のように変化があるのならば良い反応です。継続することで様子を見てみましょう!

治療目標のすり合わせが必要

動きや可動性が向上し、痛みは軽減しているが、未だに痛みが残っているという事実が変わらないから「変化が無い」と判断するのはとてももったいないことかもしれません。実は、ご自身が変化に気付いていない、もしくはその変化が良い変化なのか悪い変化なのか分からないというのが本当のところだったりします。

ただ、治療の過程で患者様が痛みが強くなっていることを訴えているのに、「いや、これは良い反応だから・・・」と強引に進めるわけにもいきません。マッケンジー法に限らずリハビリ、治療は相互理解の上で継続することが大切です。

効果が実感できない、悪化に繋がる原因

リハビリ現場で多く遭遇する問題

  • 自宅での体操の頻度が少ない
  • 姿勢への意識が低い
  • 身体を動かすと痛みが出るため体操をしていない
  • 痛みなどの症状が出た時に体操をしていない
  • 運動方法が自己流(全く別の運動)になっている
  • 運動中に脱力できていない

上記は、一例ですが、このようなことがあっては、残念ながら状態改善には至りません。
ただ、運動を適切に行い、変化を自身で感じ、分析し、判断するといことは、とても難しいものです。

当院では国際マッケンジー協会認定資格をもったセラピストがマンツーマンで指導いたします。
患者さま自身では気づけなかった、動きの変化や痛みの場所の変化を見逃しません。そしてその情報から、本当に悪いのかどうかを分析、判断し、適切な情報提供をいたしますので以後、自己でも状態の分析、判断が可能になると考えております。

悪化よりも厄介なのは「変化が無いこと」

マッケンジー法セラピストとして一番厄介なのは「変化が無いこと」です。
一般的に悪化と言われる「痛みが強くなる」「他の場所が痛くなる」といった症状の変化は、治療を始める前には分からなかった因果関係が見えてくるポジティブな情報、治療方針の道標と言えます。

リハビリを始めたのに痛みが強くなったりしたら不安になるのは当然です。しかしセラピストは貴方に合った治療方針を着実に掴んでいっていますので、私達を信じてリハビリを継続してください。
セラピストは貴方だけに合う方法を貴方とのリハビリの中で慎重に探しています。
そのために当院ではしっかりと20分間マンツーマンのリハビリ時間を取っています。

チェックリスト

当院では「自分で動いて自分で治す」をモットーとしており、最終的には患者様自身で状態を自己管理できることが最良だと考えております。
体操を行っていて「効果がないな」「悪くなっているんじゃないの?」と疑問をもたれ、マッケンジー法を諦めてしまう前に、以下の当てはまる項目をチェックしてみてください。

痛みや違和感が出た時に体操をしていないクリックして確認する

まずは体操をしてみましょう!!
痛い時に行って効果を確認することが、悪化と改善の見極めの第一歩です。

痛みや違和感が出た時に体操をしたが、腰が逆に痛くなったクリックして確認する

運動前より症状が腰に集まっている場合は、良い反応ですので継続して下さい。
痛みが強すぎる場合は、運動頻度など調整し継続してください。無理のない範囲で、可能な限り継続されることを強くオススメします。

痛みや違和感が出た時に体操しているが、痛みが強くなったまま、残ってしまったクリックして確認する

運動負荷が強いと、運動後に痛みが残ってしまう場合があります。運動後、10分以内に治まるようなら問題はありません。運動頻度や回数など少し減らして、継続してみてください。

痛みや違和感が出た時に体操していると、腰は楽だが、下肢の方の症状が強くなったクリックして確認する

運動前より下肢の方へ広がっている場合は、注意してください。
一旦、体操を中断し、時間を空けて再度行ってみても同様の反応がある場合は中止して下さい。

痛みや違和感が出た時に運動しているが、痛みが変わらないクリックして確認する

運動前の状態から、痛みの場所に変化はありませんか?
運動前より、範囲が狭くなったり、場所が腰の方へ移っている場合は良い反応ですので継続して下さい。

また、運動前と比べて、体は動かしやすくなっていませんか?
運動後に痛みが変わらなくても、動きに変化があることは、とても重要です。変化を感じるのであれば、運動を継続していくことで痛みにも変化が生じる可能性があります。

痛みや違和感が出た時に運動していると、元の痛みとは別の筋肉痛のような症状がでてしまうクリックして確認する

運動を力任せに行っていませんか?体に力が入っていませんか?
一旦、休憩し、全身の力を抜いて、もう一度、試してみてください。それでも変らなければ、セラピストのチェックが必要です。是非、当院へお越しください。

運動中に、痛みがでるから運動を控えているクリックして確認する

運動中に痛みがでることは、マッケンジー体操では、効いていると考える悪くない反応です。運動後に生じた痛みが残らないのであれば、継続して問題ありません。
また反復して行うことで、痛みが軽減することも、マッケンジー体操ではよく起こりますのでまずは痛みが残らないように気をつけながら5-10回ほど反復してみましょう。

上記チェックリスト以外の注意点

運動頻度は少なくないですか?

ッケンジー体操は、魔法の体操ではありませんので、一定時間毎に続けて行う必要があります。
毎日、2-3時間毎に、5-10回/setを目安に行ってみてください。忙しい場合は、1set2-3回と回数が少なくても構いませんので、合間に行ってみることも重要です。

現在行っている運動方向と、反対の方向への運動や動作を頻回に行っていませんか?

例えば、腰を伸ばす運動を行っているのに、腹筋など曲げる運動も行っているなどです。
良くなる運動方向と反対の運動方向への運動を行うことで状態を悪化さてしまうことがあります。
順調に回復すれば、いずれ反対方向への運動も行うことになりますので今は決められた運動のみを継続されることをオススメします。

日常生活での姿勢が悪い

マッケンジー法の考え方では姿勢をとても重要視します。いくら体操をしっかりと行っていただいても、姿勢が悪いことで改善に至らない場合は多いです。
意外に自分の姿勢というのは分からないものです。セラピストに確認してもらうことをオススメします。姿勢を意識するだけで、嘘のように症状がなくなる事も多く見受けられます。

当院のリハビリは完全予約制となっております

1回の診療時間は20分~40分
1回の診療時間は20分~40分。しっかりと患者さまと向き合う時間をお取りします。
通院頻度は週1回。状態に応じて理学療法士がお伝えします
通院頻度は週1回。状態に応じて理学療法士がお伝えします。

ご予約・お問い合わせ

tel.06-6488-7754

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当院はリハビリテーションのみ完全予約制となっております。
一般診察については予約なしでそのままお越しください。

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