マッケンジー先生自叙伝:Against the tide 48 | 尼崎市杭瀬駅2分!マッケンジー法なら中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック

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マッケンジー先生自叙伝:Against the tide 48

日本の講習会でもおなじみのColin先生、スキンヘッドで眼光鋭く、ガンガン攻めていく独特のスタイルでファン(?)も多いデス。
昔見た70年代のB級SFホラー映画に出てきた俳優さんにそっくりだと思っているのですが映画も俳優さんも名前が出てこなくて、、。
マッケンジー先生から終生の補佐役、といわれるほど、信任厚かったんですね。
では、師匠、どうぞ、、

 

 

うちのWellingtonのクリニックは、そら、はやってましたで。
この10年間で、私の治療法に賛同してくれはる医療関係者が増えてきてましたし、それとともに患者さんの口コミも広がってきてました。

常勤の助手がおってくれたらエエなぁと思うようになっとったんですわ。
そうして初めて助手として入ってくれはったんが、スコットランドなまりの強い理学療法士、Jean Buswell先生でした。
1969年から5年かそこら、勤めてくれはりました。
1974年にはJean先生のかわりにColin Davis先生が来てくれはった。
彼がうちにいてくれはったのはたった1年やったんですが、終生、私の補佐役になってくれてはりますわ。

私の治療法に興味を持ってくれはる先生方には、やり方を伝え続けてました。
ニュ-ジ-ランドのごく一部のセラピストの先生方が私の治療法を学んでくれはって、原理をできる範囲で使てくれてはるようでした。
他の先生方は私のやり方には懐疑的で、事あるごとに批判してくる人らもおりましたんや。

ちゅうのも以前は脊柱徒手療法の擁護者やったような私が、今では患者さんらが自分で自分の症状をなんとかできるように教えることに夢中になっとるから、いうんもあるんでしょうなぁ。
NZMTAの年次集会で脊椎の徒手療法治療と、私の、自分で自分の症状を何とかするやり方との治療成績とを比較する調査に協力してくれはるように申し出てみたことがありましたんや。
提案したものの、ほぼ会員全員に却下されてしまいました。
自分の治療法を単に宣伝したいっちゅうだけで、真実を追求したいというような探究心は、みじんもうかがわれへんのやし、もしかしたら本心では協会を分裂させようとたくらんどるのと違うか、なんて言うてる会員さんも、いてはりましたな。
5年かそこら、Sundanceとともに過ごし、私もいっぱしの船乗りになりました。
1974年1月の英国大会レ-スに参加してみよ、思いたちましてん。
Aucklandがスタ-トで、ChristchurchのLytteltonで終わります。
そこでGames properが待ちかまえてますねん。
こういったレ-スに出場するには、厳しい安全規定に合わせて、Sundanceを整備する必要がありました。
もちろん、400マイル離れたWellingtonからAucklandを航海せんとあきませんしね。
なかなか見込みがあるとふんどったんですが、家族のほかの者も俄然やる気でしたわ。
Davidは14歳やったですが、船と航海に夢中でした。

こうして、ヨット仲間のRon Cookeを副船長として、学校の夏休みが始まるとすぐにAucklandに向けて出発しました。
北風が吹きすさぶなか,Castlepoint灯台を眺められるトコロで4日間を過ごし、よいスタ-トが切れないままでしたんや。
波と風に激しく揺さぶられ、少しずつ前に進んではおった。
毎晩、暗くなると誰かが訊いてきますねん、灯台の灯りは見えてるんか、と。
そのたびに見えとるがな、と返してましたわ。
ずっとJoyと子供たちは横になってましたし、退屈そうにしてましたなあ。

4日目の夜、ついに風向きが変わり、Sundanceは目指す方向へ颯爽と走り出しました。
翌朝、家族で甲板にあがって、Royal Albatrossがすぐ後ろを飛んでついてくるのをみて大興奮でしたなぁ。
この大きな鳥はヨットと同じ速さで飛んで、風のなかをゆったり流れているようですのんや。
Albatrossとの出会いは、旅の素晴らしい思い出になりました。
Sundanceに4日間、ずっとついて来てましたわ。
北へ向けて航海してると、だんだん暖かくなってくるのが分かります。
ある晴れた日の午後、とても大きなクジラの群に囲まれましてん。
はじめ、どうなるんやろかと心配してました。
見渡す限りどの方向にもクジラの群で、ほとんどが船より大きいんですさかいなぁ。
もし船の真下にでも来られたら、私らはどうなってたんですやろか?
私らにできるこというたら、キャビンの入口を閉めて、水が入ってこんようにするぐらいしかなかったですしね。
おだやかな風と静かな海の中、私らを圧倒して、導いているようでもある大群をじっと眺めていましたわ。

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